数百万円の残業代を請求されたものの、任意交渉において紛争が解決した事例

【業種】      サービス業

【解決方法】   任意交渉
【結果】      請求額の4割以下の額の解決金支払いによる紛争解決を実現

 

お問い合わせ状況

従業員から残業代請求を受けたとして、対応方法についてのご相談をいただきました。

 

 

弊事務所の対応と結果

状況のヒアリング

残業代請求が行われた経緯、当該従業員の平素の様子などのヒアリングを詳細に行いました。その中で、当該従業員が会社に対して非違行為を行い、会社に損害を発生させていた可能性があることが判明しました。そこで、かかるヒアリングをもとに、客観的資料の収集を行いました。

 

任意交渉

任意交渉では、一定の未払い残業代が発生しているという事実を認めつつも、当該従業員の不正行為により会社が損害を受けており損害賠償請求をなしうるという主張を客観的証拠に基づき提示しました。

 

その結果、清算条項を付した上で、当初請求の半額以下の解決金を会社が支払うという和解により紛争が終結しました。

 

本案件のポイント

残業代請求がなされた際、会社は請求を受けるという立場にありますが、だからといって常に受け身でいる必要はありません。

 

本件のように交渉において有力な材料を収集し積極的に用いることで、妥当な解決結果を導くことができる場合も多くあります。

 

弊所では残業代請求を受けた会社様からのご依頼を多くいただいております。是非お気軽にご相談ください。

 

当事務所は会社側の労務問題について、執筆活動、Podcast、YouTubeやニュースレターなど積極的に情報発信しております。
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この記事を執筆した弁護士

杜若経営法律事務所 弁護士
向井蘭(むかい らん)

出身地:
山形県。
出身大学:
東北大学法学部。

企業法務を専門とし、解雇・雇止め・未払残業代・団体交渉・労災など、使用者側の労働事件を数多く

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